2018年読んだ本まとめ(後編)

はじめに

以下の記事の続き。

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後編(42冊)

7月

ゼロから作るDeep Learning ? ―自然言語処理編

ゼロから作るDeep Learning ? ―自然言語処理編

前作が良かったので新作も購入した。自然言語処理におけるディープラーニングを学ぶことができる。 斎藤さんの書籍は、めちゃくちゃ解説が分かりやすくて、エンジニア以外にもオススメできる。

詳説 イーサネット 第2版

詳説 イーサネット 第2版

8ccで有名なruiさんが、ポッドキャストtcfmで紹介していたので購入した本。 イーサネットの成り立ちと仕様を学ぶことができる。

コンピュータの構成と設計 第5版 下

コンピュータの構成と設計 第5版 下

パタヘネ本の下巻。まさにこれぞコンピュータサイエンスといえる内容の本。 CPUの仕組みを知りたい人は上巻と合わせて一度は読むべきかと。

ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問題を解くか

ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問題を解くか

  • 作者: ジュニア,ヘンリー・S.ウォーレン,Jr.,Henry S. Warren,滝沢徹,鈴木貢,赤池英夫,葛毅,藤波順久
  • 出版社/メーカー: エスアイビーアクセス
  • 発売日: 2015/01
  • メディア: 単行本
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ビット演算のテクニックなどコアなギークだけが知り得る小技集。 1ページ目から出鼻をくじかれるレベルで難しいので注意。

ハッカーの学校 IoTハッキングの教科書

ハッカーの学校 IoTハッキングの教科書

IoT時代におけるハッキング技術を解説した書籍。

徳丸本。図書館で第1版は読んだことがあるが、持ってなかったので購入。 Webアプリケーションに携わるエンジニアはぜひ一読を。

会社を辞めたくて仕方なかった時期に購入した本。「石の上にも三年」という言葉は日本人を、世界のスピード感に取り残す要因になっているんだと感じた憶えがある。

8月

マスター・オブ・整数―大学への数学

マスター・オブ・整数―大学への数学

マスター・オブ・場合の数―大学への数学 (分野別重点シリーズ (2))

マスター・オブ・場合の数―大学への数学 (分野別重点シリーズ (2))

数学本。どちらかというと競技プログラミング熱が高まったので購入した。 この手の本には、パズルのような面白さがある。

プログラミングRust

プログラミングRust

日本語のRust本。Rustの言語仕様をしっかりとページ数を割いて記載がある。 Rustは非常に難しい言語なので、なかなかコーディングがすすまなくて辛い人はぜひ買って読んでみるとよい。

流行りのサーバレス環境で、Webアプリケーションを開発するための本。 そもそもサーバレスって何?というエンジニアはぜひ本書に沿って開発を体験していただきたい。

実家への帰路の電車の暇つぶしのためにKindleで購入した。 村上春樹の文章、特に比喩表現はとても好き。

9月

Effective C# 6.0/7.0

Effective C# 6.0/7.0

転職が決まってC#エンジニアをすることになったので。 Effective系の本には言語特有のベストプラクティスが記載されているので重宝している。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

この時期からGAFAという言葉をよく耳にするようになった。 テクノロジーの時代の到来が、創り変えた世界を描く。

諸事情があってリンカについて知りたくなって購入。 理解できない分野だと勘違いされがちだが、リンカ・ローダ自体はシンプルなプログラムなので怖がる必要はない。

古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則

古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則

3000年の歴史から戦略を学ぶための本。 ビジネスにも有用そうな知識も多くて面白い。

10月

10月は退職&引っ越しで忙しかったので一冊しか読めていないようだ。

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド

エンジニアのためのマネジメント本。まだマネジメントの年代ではないので、読むにはまだ早いかなと感じた。 ただエンジニア出身の経営サイドの人間はもっと増えてほしいと強く思った。

11月

時代と流れで覚える! 日本史B用語 (シグマベスト)

時代と流れで覚える! 日本史B用語 (シグマベスト)

世界史を一通りだが、N予備校で学び終えたので、次は日本史だと思って購入。 日本人なのに、日本のことを知らなさすぎると痛感している...

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

会社の勉強会で使うために購入。Webを取り巻く知識について全体感を掴むことができる。 エンジニア歴が短い人にはとても有用だと思う。

坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)

坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)

今年のベスト本といえばコレを挙げたい。もっと若いときに読みたかった。 伊予出身の秋山兄弟と正岡子規の目線から、明治維新から日露戦争までの激動の時代を描く歴史小説。 史実とは異なる内容もあるようだが、日本人がとにかくカッコよく映る。勇気をもらえる。

ドラクエを支えるシステムについて解説した本。 オンラインゲームならではの技術的難しさを感じることができる。

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

社会人2年目で転職して、1年生として改めて入社したので購入してみた。 この類の本はコンサルの人が出していることが多いので、エンジニアとしてみると参考にならない点が多かった印象。

坂の上の雲』に触発されて購入。 現代における日本人のナショナリズムについて考えさせられる。

Adaptive Code ~ C#実践開発手法 第2版 (マイクロソフト関連書)

Adaptive Code ~ C#実践開発手法 第2版 (マイクロソフト関連書)

C#における設計、デザインパターン本。コード例がとても多くて実践的なのでオススメ。 まだ読んでいる途中。

Web API: The Good Parts

Web API: The Good Parts

サーバサイドエンジニアとしてAPIの面倒を見ることになったので購入。 API設計は歴史も長いので、ベストプラクティスに従っておくことが重要。

マイクロサービスアーキテクチャ

マイクロサービスアーキテクチャ

流行りのマイクロサービスを学ぶため。 組織のスケーラビリティを高めるためのマイクロサービスだという記述があって、そういう視点もあるんだと感心した。

12月

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版 (Informatics&IDEA)

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版 (Informatics&IDEA)

弊社のインフラでもあるAWSを学ぶために購入。 転職してからクラウドたくさん触れてとても良い。

PostgreSQL全機能バイブル

PostgreSQL全機能バイブル

OracleからPostgreSQLの面倒を見るように変わったため。 RDBMSのクセを掴むの難しい....なにか良い方法ないだろうか...

勉強会用の本。さらっとしか読めていない。 AndroidiOSのコードを読まないといけないときがあるのでよく参考にしている。

Go言語による並行処理

Go言語による並行処理

Golangを触る機会があって最高だったので、学ぼうと思って購入した本。 並行処理もシンプルな言語仕様でありつづけてくれるのですごく良い。

Go言語によるWebアプリケーション開発

Go言語によるWebアプリケーション開発

GoでのWebアプリケーション本。 マイクロサービスに最適な言語だと感じた。

詳解 システム・パフォーマンス

詳解 システム・パフォーマンス

昔読んで高くて買えてなかったので、会社の制度を利用して購入した。 こういうリファレンス系の本を1ページ目から読み進めるのが最近のマイブーム。

プロダクションレディマイクロサービス ―運用に強い本番対応システムの実装と標準化

プロダクションレディマイクロサービス ―運用に強い本番対応システムの実装と標準化

マイクロサービスの「運用」にフォーカスした本。 マイクロサービスではモノリスと違って各サービスが分散しているため、運用の方法も少し修正する必要が出てくる。 自分はあまり運用面に強くないので長期的にこういった目線を持てるようになりたい。

Go言語でつくるインタプリタ

Go言語でつくるインタプリタ

JavaScriptに似た自作言語の本格的なインタプリタをGoで開発する本。 Go言語初心者でもこの本をやり通せば、十分な開発力が身につくと思う。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

たまにNewsPicksで「Weekly OCHIAI」を観ていて、そいえば落合さんの本を読んでいないことに気づいたので購入。 個人的に共感できる内容が多い本だった。

おわりに

まとめてみて、2018年も結構本読んだなーと感じた。 このリストと別に本屋で買ったものは年で40冊くらいはあるはずなので、月に10冊程度読んでいることになる(技術書についてはすべてを精読できたわけではないが)。どちらにしても引き続き自己研鑽頑張ろう。